福田総理最後の芝居

福田総理が急遽辞任して政権を投げ出した。無責任であると朝野から非難が起きている。
臨時国会で、現在の諸問題を片付けようとしてもどうしても解散に追い込まれる公算が
大と判断した。福田総理はピッチャー交代と自ら宣言した。余程小沢民主党党首から苛
められるのが嫌だったのだろう。ならば小沢が党首に指名される民主党イベントにもろ
にぶつけ相手の効果をそいでやろうと決めた。自分一人でできる最後で最高の演出だった。

これで自民党は、総裁選挙という絶好の舞台を作ることが出来るし民主党に一泡吹かせ
ることが出来たのだ。人気が最も下がった福田内閣のままでは臨時国会も押しきれない。
ならば辞任と最後のパホーマンスに出た。今のところ日曜の政治番組は自民の総裁選で
持ちきりだ。福田芝居の第一幕はまずまず成功とほくそえんでいる事だろう。