現代版女工哀史
今日とても不愉快なテレビ番組を見た。６チャンネル夕方の報道番組でのことだ。中国からの研修生に対する日本企業の
卑劣極まりない労働条件とその対応だ。彼女たちに朝５：３０から夜８：００まで働かせ、しかも賃金も払っていない。
労働基準監督所に訴えて９９万円の未払い分を払う約束をしたが、結局彼女たちの手に入ったのは３ヶ月後だという。
研修制度という美名の下で中国人を信じられない労働条件で働かせる日本企業は日本の恥だ。日本政府は東南アジヤなどに
進んだ技術を学ばせることが目的としたこの制度を悪用し、奴隷に等しい賃金や待遇をしている。こうした企業は国として
厳重に監視すべきだし、罰すべきだ。しかも役所に訴えたことで強制送還させられたため契約違反だと違約金が請求されて
いる。
企業側は不況の今日、安い労働力を必要とすることは分かる。何も日本人と同等の条件とは言わない。しかし、常識的賃金
と労働条件は与えるべきではないか。弱いものを蔑視する戦前の風潮を思い出させる。これほど腐りきった経営者がまだい
るとは信じられない。また彼女らを斡旋する中国の仲介業者も酷い存在だ。弱い立場のの人を酷使することは人道に反するし
必ずその報いは自分に帰ってくる。
小沢追求どこまで
小沢の第一秘書逮捕に続き石川議員（元秘書）に事情聴取と検察は動いた。06年以降西松は小沢の政治団体への献金を控えている。
ならば以前に何かネタがあるのか。時効前にしての追求というのか。兎に角、公共事業依存体質の建設業界はなりふり構わず献金
をしていた時期があった。談合に対する規制が厳しくなった０６年からはどこも控えているらしい。
ところで小沢代表の選挙に対する辣腕はつとに有名である。知人の元準大手ＯＢによると、北海道で小沢の姿勢に不満を持った建設
業界が選挙協力を躊躇したところ、仕事が来なくてもいいのかと一喝され、また元通り協力したと聞いた。具体的な口利きは兎も角
隠然たる力があることは間違いない。しかし具体的な事件性がなければ、今回の検察の行動は首を傾げる出来事だ。
民主党に波紋
小沢代表の公設秘書の逮捕で政界は揺れている。小沢代表は会見で、自分並びに秘書には全くやましいところはないと言い切った。
更に、検察に対して政策捜査だと反論した。確かに総選挙の可能性を前に秘書の逮捕は大きな痛手だ。果たしてそうだろうか。以前
から東北において公共工事に於ける小沢代表の影響力は絶大なものがあり、西松建設もそれを期待して献金したものだろう。
検察がどの程度の証拠があるかは分からないが、秘書を逮捕して何も有りませんということはない。未だに公共工事に政界の大物の
口利きがものをいう世界があること自体、政治と金の問題がクリアされていないことになる。
あるマスコミが民主党に対して、ことに及んでホップ・ステップ・肉離れと揶揄した。面白い表現だ。
古賀選対委員長語る
古賀選対委員長がテレビ番組で補正予算成立後解散をにおわせる。けじめとしてやるべきこと終わらして解散すべきと語った。
また自民党としては比較第一党はとるべき、公明を入れて過半数が目標と述べた。やはり彼の語り口にそれなりの重みがあった。
侍ジャパン薄氷の勝利。テスト戦とはいえ危ない戦い振りだった。まず投手が物足りないボールストライクがはっきりしていて
打ち込まれやすい危ういピッチング、殊に大黒柱の松坂が心配だ。力が入っていることと少し太り過ぎではないか。レギラーシ
ーズンまで日にちはあるがＷＢＣはもうすぐ始まる。打撃陣もここぞというときに点が取れない。巨人の高橋程度の投手はどの
国にもいる。得点力不足と防御率に不安がある。
予算成立 ノルディックで金星
０９年予算成立、いよいよ来週からの政局に目が離せない。自民党内でもグループごとに動きがあるし、
渡辺元行革大臣の動きも注目される。民主党も有利とは限らない。小沢発言は旧革新系の同調が得られ
るかが問題だ。
ノルディックで金星。ノルディックは従来日本に不利だった。ジャンプで稼ぎクロスで逃げ切る従来の
スタイルでなく、クロスで勝ったことは驚きだ。ジャンプで５位と出遅れたがクロスで金とは驚きだ。
クロスに並々ならないトレーニングをしたようだ。選手全員が逞しく見えた。
スキーやワックスなどを問題にして、ルールの改正など行わないでもらいたい。ノルディックはキング
オブスキーといわれ北欧の国技だ。敗れた北欧勢は頭に来ているだろう。
