福田内閣政治決断

12月23日福田内閣C型肝炎訴訟原告団に対して、一律救済
に向けて議員立法の形で対応すると首相自ら記者団に発表した。
支持率の急速な落ち込みに反応せざるを得なくなったようだ。
連日のテレビ報道は国民の目にも政治の無策を嫌というほど印象
付け、政治も動かざるをえない状況に追い込まれた。
もともと旧厚生省から、厚生行政は国民に向いていなかった。
近くはエイズの問題、遠くはハンセン病患者の隔離問題など枚挙
に暇がない。国民の生命と健康を図るための役所が国民を苦しめ
ている。そこには厚生官僚、製薬会社の意図が露骨に出ている。
これには断固として立ち向かわなければ改善しない。
聞くところによれば今回も官僚は裁判の行方を見てから和解の応
ずると言う従来方式を官邸に示していたようだ。
政治家は民意を無視して成り立たない。流石に今回は政治決断に
シフトしたようだ。