安部改造内閣船出

安部改造内閣が船出した。マスコミや野党の反応はすこぶる悪い。
それは仕方がないだろう。どのように組閣しても褒められる要素
はない。従来のお友達内閣は実に無残に潰えた。先ず失言、事務
所費問題。挙句に死者までてしまった。そして最後が赤木農水大
臣の事務所費問題と顔の傷問題。実に不手際というほかはない。
あの顔で、選挙に及ぼした影響は計り知れない。
参院選挙は大方の予想をはるかに上廻る大敗北となった。しかし
安部総理は続投を選んだ。それが正しいか今のところ分からない。
そこで今度の組閣だ。要所に大物を配し、重要な厚生労働省には
論客の舛添氏を配した。国民の関心事年金問題を彼に任せた。
次にテロ特延長問題にはベテランの高村氏を配し、就任の挨拶で
民主党の意見を尊重すると、敢えて混乱を防ぐ作戦に出ている。
なんと言われようと、阿部内閣はこの難関を突破しなければなら
ない。お手並み拝見というところだ。