団塊世代の憂鬱

 10日夜NHKで団塊世代について大規模な討論会があった。
多くの年齢層・視聴者からの意見などを交えて長時間行われた。
団塊の世代とは昭和22〜24までの3年間に800万人が生まれ、実
に当時の人口の10%に達した。

 この人達が今年から定年を向かえ、所謂2007年問題である。
団塊の世代が日本にとって貢献したかとの問いに団塊世代の中
でも必ずしもYESでは無かった。まして若い世代からはNOの方が
かった。YESの方からは、この世代が日本の高度成長は支えてき
た人達だと評価する意見。いや自分たちの世代だけしか見ない
身勝手な世代とする意見まで出た。
 団塊世代の熟練した技を継承するべくまだ働いてもらいたい
とする考え、いやそれは技術関係いの限られた人達で、一般は
早く引退してもらいたい。そうでないと多少求人倍率が良くな
ったと言え若い人達が正規社員になれず非正規社員を強いられ
ているのが実態と世代の交代を強く望んでいる。
 団塊世代の中にはまだまだ健康で働けるので賃金は落ちても
働きたいとする人が多いい。

2007年問題は分かっていたがバブルの崩壊で雇用環境が崩れ有
効な政策が取れなかったのも事実である。制度として今後65ま
で定年を延長するのか、若者とのバランスをどうするのか深刻
な問題ではある。
 定年を迎えたら、仕事を離れ地域の戻って地域のために骨を
埋めるべきという意見もあっつた。
いずれにしても、団塊の世代の人も自らの意思で生まれたわけ
では無い。旨く折り合いをつけて余生を生きてもらいたい。