日本のマスコミ

 7月20日(日)時事放談という番組で野中広務氏が今回の洞爺湖サミット福田首相の努力を国民に正確に伝えていないと述べている。
 G8を加えて22カ国を一堂の集め、長期的な目標に言及したことは大きな成果と野中氏は評価している。また他の番組でも
今回の福田首相の働きを紹介していた。サミット前日、ブッシュ大統領に電話で、何時までも中国・インドのスカートの陰に隠
れていないで表舞台に出てきなさいとはっぱを掛け、中国・インドには国際社会に歩調をあわせないと世界から置いて行かれると説いて共同宣言に同意させることに成功したと伝えている。即効性のある原油・食料・金融などにサミットで具体策が出せなかったとマスコミが伝えているが、裏では懸命の努力が繰り広げられそれなりの成果を出している。サミット直後の世論調査では福田内閣の支持率24%、不支持率60%とサミットで内閣支持率を上げようとの思惑が外れたとマスコミは伝えているが、大向こう受けのみの報道で国民をミスリードするのはマスコミの本分ではない。