四川省の大地震は予想をはるかに上回る大災害となった。倒壊した建物を見ると
その建築の粗末さに驚く。崩れ落ちている柱や壁・床は各部が密着しておらず積み
木を重ねた状態で、地震に揺すられて簡単に崩れている。最新のものは新しい基準
で立てられているのだろうが、地方の都市では皆このような建築の実態なのだろう。
更に、奥地の住居は日干し煉瓦の建物なのだろう、一舜にして崩落し住人は生き埋
めになっている。こうした住環境を改善しないとまた大地震の際、他の地域でも同
じ被害を被ることになる。然し今の中国では全土に亘る改善は到底無理だろう。
